宅建独学勉強法!一発合格したテキストやスケジュールを全て公開【対策法】
- 宅建って独学でも合格できるのかな?
- 宅建の独学はどうやるの?
- 宅建勉強のテキストやスケジュールはどんな感じなの?
こんな疑問に答えます。
どうも、宅建に独学で一発合格したサッコです。
ボクが独学した理由は、シンプルにお金をかけたくなかったからです。
結論を言うと、宅建試験は独学で合格できます。
成績がビリだったこともあったボクでも合格できましたからね。
合格証書です。
これから独学で一発合格した方法を全て公開しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
- 宅建が独学でも合格できる理由が分かる
- 宅建の独学勉強法が分かる
- 宅建試験本番の雰囲気が分かる
宅建試験おすすめ3講座
- 合格率 全国平均の3.50倍 アガルートアカデミー
- 合格率 全国平均の4.41倍 フォーサイト
- コスパで選ぶなら満足度92.2% スタディング
宅建は独学でも合格できる?
宅建って国家資格だし、独学で取るなんて絶対無理と思っている方もいると思います。
ですが独学でも合格はできます。
凡人のボクでも独学で一発で合格したので間違いないです。
これからボクが四苦八苦して勉強して辿り着いた、本当に良い勉強法をお伝えします。
宅建は独学でも合格できる理由
宅建試験は独学でも合格できます。
なぜならば宅建試験の問題は70%が過去の問題からの焼き直しだからです。
ですので、ほとんどが過去問から出るといっても過言ではないのです。
とはいえ、過去問だけで受かれば合格率が15%〜17%といった低い値にはなりません。
ですが、ここもテキストで周辺知識をしっかり勉強すればカバーできます。
ですので宅建試験は独学でも十分合格が狙えます。
宅建は未経験者だと難しい
宅建合格後、不動産会社で実際に働いているボクが断言します。
未経験でも全く問題なく独学で合格できます。
なぜなら、宅建は人間が生きて行くうえで必要な衣食住の住だからです。
試験内容は、普通の人でも見れば大体が雰囲気で分かります。
とはいえ法律用語や専門用語がたくさんでてきます。
ですが、ここは過去問の繰り返しで脳に定着しますので問題ないです。
こういったことから、宅建試験は未経験でも全く問題ないです。
宅建に独学で合格したテキストとスケジュール
ここからは実際にボクが独学で宅建に合格した勉強法をお伝えします。
論理的なことやデータではなく、ボクのような凡人が独学一発合格した方法になります。
全て公開します。
テキスト選定
テキストはフリマアプリのメルカリで中古のものを購入しました。
アガルートアカデミーの昨年度のものを1万円で購入しました。
中古のテキストと過去問集のセットです。(模試の教材が付いていれば、なお良いです)
理由は、この講座はきちんとした実績があり(合格率が高い)試験対策も論理的にデータをとって教材を作っていたからです。
ただし中古のテキスト・過去問集を買うのは注意が必要です。
なぜなら、試験に関係する民法や宅建業法といった法律が毎年のように改正されているからです。
この法改正の対策は下に書きました。
宅建試験の法律改正の対策
中古テキストと過去問集を買って勉強する方は法改正の対策が必須です。
この法改正に関してボクは2つの対策をしました。
・YouTubeで法改正の発信をしている宅建士の動画を視聴
・ネットで「宅建試験 法改正」でググって情報を収集
中古のテキストを買うとこういった内容を把握する必要があります。
この余計な作業を行いたくない方は、新しい教材を購入することをおすすめします。
スケジュールと勉強方法
独学で勉強するには、スケジュールを立てなければいけません。
そうしないと合格できません。
なぜなら、宅建試験の範囲はとても広く、また不慣れな法律用語や専門用語が絡んでくるからです。
ですので、安易になんとなく「3ヶ月あれば5周くらいはできるから大丈夫」なんて思わないでください。
はっきり言いますが、想像以上に宅建勉強は時間がかかります。
初学者で独学の方は、最低でも10ヶ月は学習してください。
これで人生が変わるなら短い期間です。

そして12月1日には遅くとも学習を開始しすれば、10月の試験まで少しだけ余裕を持って勉強できます。
- ・初学者で独学は、最低10ヶ月間は勉強が必要
- ・12月1日には勉強をスタートさせる
通信講座や資格の学校では、きちんとしたスケジュールがありますが、独学で合格を目指すなら時間をかけて当然です。
これからボクの勉強法を基礎編と応用編と試験直前編に分けて解説します。
基礎編 宅建業法
ボクは宅建の基礎知識が全くなかったので、基礎を徹底的に学習しました。
最初全体像を把握するため、パラパラと全ての科目を1週間くらい目を通しました。
そして宅建業法から学習を始めました。
なぜなら、宅建業法は50問中20問出題される超重要科目だからです。
まず12月から2月末までの3ヶ月間、宅建業法だけを徹底的に学習しました。
12月から2月末のスケジュールです。

最低1日1時間から2時間は勉強していました。
土日はほとんど1日中勉強しました。
学習はYoutubeの無料動画と中古テキストで行いました。
具体的には
YouTubeで、ゆーき大学の宅建業法の動画を見まくりました。
※この頃はまだ、ゆーき大学の宅建業法の動画は全て無料で見ることができました。今は有料ですが、ゆーき先生の動画は分かりやすいので課金しても良いと思います。
ゆーき大学の動画の内容がある程度分かってきたら、次に動画を見ながらエクセルにまとめていきました。
こんな感じです。

また中古テキストの内容と照らし合わせてエクセルにまとめました。
後に、このエクセルでまとめたものがボクの宅建業法で19点とった教科書になります。
・12月から2月までYouTube(ゆーき大学)と中古テキストの宅建業法の内容をエクセルにまとめた
2月からは宅建業法の過去問を解き始めました。
初学者が初めて過去問を解くときは、答えを見ながら解いた方が良いです。
なぜなら、少ない知識で頑張って考えても解けないからです。
考えている時間が無駄なんです。
ですので初学者は答えを見ながら雰囲気を掴むことが重要です。
この基礎編の宅建業法では、過去問を6周しました。
・最初のうちは答えを見ながら過去問を解く
そのうち慣れてくるので、焦らなくても大丈夫です。
宅建試験のYouTube動画はいろんな方があげられていますが
自分に合っている人を先生にしてください
※デメリットとして動画に広告が入り邪魔ですが、Googleの拡張機能にAdblock Plusを入れればカットできるのでおすすめです。
通信講座の動画教材で分かりやすいのはフォーサイトですね。
最近はバーチャル講師がいるみたいです。

基礎編 法令上の制限
法令上の制限は3月から4月末まで2ヶ月間学習しました。
3月から4月末までのスケジュールです。

法令上の制限のYouTubeは、あこ課長の宅建講座をひたすら見て学習しました。
この科目では、中古のテキストは一度も使っていません。動画と過去問のみです。
※あこ課長の宅建講座は全て無料で見れます。
法令上の制限では、項目ごとに動画を見て、コピー用紙に要点だけまとめる勉強法でした。
最終的にコピー用紙片面5枚分にまとめました。
まとめつつ過去問を解くといった感じです。
初学者はこの法令上の制限の建築基準法の項目は、かなり覚えることが多いので戸惑うと思います。
ボクは割り切って建築基準法は過去問だけにしました。
脳の体力がある方は動画やテキストで学習してください。
結果論ですが、ボクはこの法令上の制限は8問中満点でした。
この基礎編の法令上の制限では、過去問を6周しました。
- ・法令上の制限はYouTube動画(あこ課長の宅建講座)だけで学習
- ・動画、要点メモ、過去問を同時並行で進めた
- ・建築基準法は過去問だけで学習
基礎編 権利関係
権利関係は5月から7月上旬までの2ヶ月ちょい学習しました。
5月から7月上旬までのスケジュールです。

民法は難しいですが、ボクは意外と楽しく学習できました。
権利関係のYouTubeもあこ課長の宅建講座をひたすら見て学習しました。
過去問は、動画を見たらすぐ解くといった学習法で、何度も何度も繰り返しました。
権利関係は、とにかく問題文の言い回しに慣れることが大事ですので、何度も何度も、動画→過去問 分からないとき 時々テキストといった勉強法が最適です。
この辺りに来るとやや気持ちが焦ってきます。
しかし焦ってもしょうがないので、コツコツと学習してください。
そうすればおのずと焦りは緩和していきます。
この基礎編の権利関係では、過去問を6周しました。
ちなみに受験者には、ゴールデンウィークもお盆もありませんよ。
- ・権利関係は意外と楽しい
- ・問題文の言い回しに慣れるため量をこなす
- ・焦る気持ちは勉強することで緩和する
基礎編 税その他
税その他は7月上旬から8月上旬までの1ヶ月間学習しました。
7月上旬から8月上旬までのスケジュールです。

税その他のYouTubeも、あこ課長の宅建講座をひたすら見て学習しました。
あこ課長がいなかったらボクは宅建士になっていなかったですね。
あこ課長には本当に感謝です。
この科目は身近に感じる内容も多いですが
数字の暗記がありますので、ゴロ合わせで暗記すると良いです。
とにかく過去問を繰り返し量をこなして記憶に定着させてることです。
残念ですが、地価公示法と不動産の鑑定評価は2021年まで毎年交互に出題されていましたが、2022年に覆されました。
すでに不動産業界で働いている方には、5問免除科目(住宅金融支援機構・景品表示法・土地・建物・統計等)がありますので、必ず手続きを行なってください。
5問はめっちゃでかいですよ。
この基礎編の税その他では、過去問を5周しました。
- ・税その他の科目は数字がたくさん出てくるが、ゴロ合わせと学習量をこなして記憶に定着させる
- ・すでに不動産業界で働いている人は5問免除を必ず受ける
応用編 全科目
ボクは8月上旬で全ての試験内容を一周終わしました。
過去問も各科目5周以上していましたので、基礎はきちんと固まっている状態です。
あとは8月上旬から9月下旬までの約1ヶ月半で過去問+アルファで周辺知識を増やしていきました。
8月上旬から9月下旬までのスケジュールです。

ここからは再度過去問を解きつつ、YouTubeのビーグッドの過去問の解説動画を見まくりました。
この先生は東大出身で解説が分かりやすいのでおすすめです。
同様に過去問を軸に、YouTube動画の棚田行政書士の不動産大学でも学習しました。
このあたりになると、自分に足りない点がある程度分かってくるので、過去問を解きつつ動画の解説を理解しながら視聴しました。
この期間の過去問学習では、周辺知識を直接過去問集に書き込みしていきました。
赤文字を使って分かりやすくメモしていきました。
本も一冊だけ買いました。
理由は試験慣れするためです。
独学者は模試を受けないので、実際の試験の雰囲気がつかめません。
ですので購入することをおすすめします。
この本が一番良いです。
通学する学校として一番信頼のある日建学院で出している本です。
この本で試験同様の雰囲気の練習をしました。
きちんと時間も計りました。
そして9月20日には試験内容、模試を全てやり終えました。
ここまでくると少し自信がついてきた感じがしました。
- ・過去問を軸に周辺知識を増やすため、解説動画を見まくる
- ・周辺知識は過去問集に書き込む
- ・市販の模試本で試験当日の雰囲気をつかむ
次は最後の試験直前編です。
試験直前編
試験直前の9月20日から10月中旬の試験日までは、とにかく過去問集をメインに学習しました。
9月20日から試験当日までのスケジュールです。

ボクの過去問集には、赤文字でびしっり重要なメモを書いていたので、これだけで十分でした。
宅建業法は、エクセルで作ったシートで復習し
法令上の制限は、コピー用紙にまとめたメモで復習しました。
権利関係、税その他は、過去問集のみです。
とにかく不安を消すには学習しかありません、ひたすら量をこなして試験に備えることが大事です。
このやり方でボクは独学で勉強し一発合格することができました。
- ・試験直前期は、書き込みした過去問集、宅建業法エクセルシート、法令上の制限のまとめ用紙で学習
- ・市販の模試本で試験慣れする
次で勉強時間やコツを掘り下げます。
宅建試験の勉強時間

宅建試験の一般的な勉強時間は約300〜400時間と言われています。
約6ヶ月ですね。
しかし、これは全くあてにならない情報です。
なぜなら人それぞれの読解力や記憶力が違うからです。
ですのでこの一般的な時間は信じなくて良いです。
宅建試験の独学勉強時間
ボクは730時間勉強しました。
未経験者や初学者が合格するには、最低でも倍の600時間〜750時間と思ってください。
10ヶ月間みっちり勉強してください。
ただしこれは凡人のボクの意見です。
凡人のボクが、独学一発合格できた経験を踏まえてのアドバイスです。
独学一発合格は、量をこなすことが大事です。
勉強した内容が記憶に定着するには時間がかかるんです。
次で解説します。
記憶のグラフ
勉強内容が記憶に定着するまでの記憶のグラフです。

こういったように勉強した記憶は2日後には100%から30%くらいに低下します。
そして学習しては忘れるを繰り返して、100%に近い記憶が維持できるようになるんです。
このグラフからも分かるように記憶は積み重ねが大事なんです。
ですので730時間は、凡人のボクでも合格することができた方法になります。
初学者が時間を短縮するなら、コスパの良い通信講座を購入することをおすすめします。
理由は、テキストは出題傾向や要点を押さえている無駄のないテキストだからです。
冒頭でも書いてますが、アガルートアカデミーの教材をおすすめします。

宅建試験勉強のコツ

宅建試験に合格するには、裏技やずるい近道はないです。
計画的にひたすら学習することがコツになります。
ただ、ちょっとした極意はあります。
自分の勉強スタイルを早めに見つける
勉強は朝するのが良い、といったネットの情報を信じて、毎日朝5時起きで勉強していました。
しかしまったく記憶に定着している感じがしませんでした。
そして一度夜型に変更したら、すごく効率が良くなりました。
化学的根拠はないですが、多分ボクの脳のスイッチが入るのは朝ごはんを食べた朝7時だと思います。
こういった経験から、自分が朝型か夜型かを初めのうちに知っておくことが大事だと思っています。
勉強ゾーンに入る環境作り
ボクは勉強が嫌いなタイプの人間なので、すぐ勉強に行き詰まりました。
散歩、マッサージ、お笑いといろんなリフレッシュ方法を試しましたが
どれもしっくりきませんでした。
結果、ボクが一番良かったのは、シャワーを浴びることと、音読することでした。
シャワーを浴びてからの過去問集の音読学習が、一番勉強ゾーンに入るといったことが分かりました。
この勉強ゾーンに入る環境を見つけることが非常に大事です。
覚悟
精神論ですが、覚悟はめちゃくちゃ大事です。
本気で人生を変えたいならば、覚悟を決めて宅建に望んでください。
中途半端に受けるのは、時間とお金を無駄にするだけですからやめてください。

宅建試験に独学で臨んで感じたこと

宅建試験に独学で臨んで感じたことを全てお伝えします。
試験当日は時間が足りなくなる
模試では時間が10分くらい余っていたのに、本番はギリギリで見直しができませんでした。
理由は、今まで一人で勉強や模試をしていたため、大勢の人がいる試験会場の雰囲気に慣れていなかったからです。
宅建試験には効率的な解き方があります。
問題を解く順番です。
ここは最低抑えておくと良いです。
宅建試験は、まず26問目から解くのがベスト
26問目は宅建業法になり、45問目までとなります。
この試験のやり方が一番効率が良いです。
隣が近くて気が散る
試験テーブルは3人がけの長テーブルになり、両サイドに1人づつ座る形です。
ボクと同じテーブルの女性は、消しゴムでの文字の消し方が激しく、これで結構気が散りました。
そして1席分空いているとはいえ、距離は結構近いです。
こういったことを事前に知っておいた方が心の準備という意味では良いと思います。
4肢択一の癖を知っておくと良い
宅建試験の問題は4肢択一ですが、各番号同じくらいの回答率となります。
どういうことかと言うと
正解の番号の数が同じくらいということです。
50問ですので、1〜4の正解はともに12.5%になります。
あれ、1の回答が多いな
なんて思った時は落ちる可能性は高いです。
こういったことも頭に入れておくとより試験の対策ができます。
ボクはこの情報を知っていたので、試験中に「いい感じの回答数だな」と少し余裕に感じることができました。
結果、41点で合格できました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
凡人のボクが宅建試験に独学一発合格した方法を全て解説しました。
独学は決して不可能ではないです。
資格はチャレンジすることが大切なので、人生を変えたい人はぜひチャレンジしてください。
独学で使った教材は下の2つです。
