【完全独学】3ヵ月で宅建試験に一発合格した方法を聞いてみた
宅建試験まであと3カ月しかない
これから合格するにはどうすればいいの?
こんな疑問に答えます。
宅建試験に挑戦される方で、時間が取れないという声をよく聞きます。
そこで今回は、そんな日々忙しく過ごされている宅建試験受験者のみなさんに向けて、3ヵ月で宅建試験に合格した新入社員のkotarou20さんの勉強方法をご紹介します。
kotarou20さんは大学時代に独学3ヵ月で宅建試験に一発合格しています。
そのスケジュールやコツを全て聞きましたので、ぜひ最後まで読んでください。
ボクが10カ月勉強して合格した方法も書いています。
独学3ヵ月で宅建試験に合格した方法
宅建初学者の方は、宅建試験に向けて長期間を掛けて多くの時間を確保しなければならないと考えている人が大半だと思います。
しかし、kotarou20さんの勉強方法は違いました。
kotarou20さん曰く
目標を作り、コツさえつかめば、短期間で合格することができます。
と言っています。
確かにボクもTwitterの宅建試験のつぶやきを見ると「3ヵ月で合格!」といった内容の投稿があります。
そんなkotarou20さんの勉強方法をこれからご紹介します。
2021年当時の実際の宅建試験勉強スケジュール

3ヵ月で合格するにはやみくもに学習を進めていては、合格することはできません。
kotarou20さんは、日数や期間ごとにマイルストーンなどを設けて、ゴールを明確化することが大切だといってます。
マイルストーンとは
プロジェクトのスケジュール管理において、プロジェクトを完遂するために設ける重要なポイントです。
ということです。
分かりやすくいうと
スケジュールは8月までの1カ月で全ての科目を1周勉強すると計画
マイルストーンでは宅建業法の重要点の暗記を8月10日まで完了と設定
このように重要ポイントを、区切りごとに設定する方法です。
kotarou20さんもみなさん同様、学生時代は日々忙しく、1日3時間程度の学習時間が最大だったそうです。
それなのに、なぜ3ヶ月という短期間で彼が合格することができたのか
これから当時のスケジュールをもとにご紹介します。
ちなみに2021年は10月17日と12月19日の2回試験があり、kotarou20さんは10月に受験しています。
7月スタート時の勉強方法
初めて触れる法律用語は、初学者の方にとっては大きな壁です。
ボクもそうでした。
債権、相殺、善意悪意などなど、権利関係(民法)だけでもどういった意味で、どういった制度なのか理解することは非常に難しいです。
kotarou20さん曰く

初学者はテキストをとにかく読み込み、丸暗記することでテキスト内容を理解することが重要と思いがちです。
ですが、実際は一問でも多くの問題を解き、宅建試験問題に慣れることが重要です。
と言っています。
具体的な勉強方法は、7月からの2週間〜1ヵ月間はサラサラと参考書を読むことだけを行なったそうです。
この段階では完全に内容を理解する必要はなく、問題演習の中で理解を深めていくことが大切だと言っています。
では実際にどのようにして過去問学習を進めればよいのか、kotarou20さんの経験を用いてご紹介します。
8月以降から試験までの勉強方法
7月の1ヵ月間で、少しは内容を理解した状態です。
そこから、残りの試験までの期間は、過去問演習を中心に演習を進めていくとのことです。
しかし実際に独学で勉強したボクは、このやり方はかなり難易度が高いと思います。
なぜらな宅建の試験内容の範囲は広いからです。
とはいえ先ほどもあったように、実際に3カ月で合格している人はいるので、一概には言えません。
1週目とにかく過去問題集の問題を全部解く
とりあえず、何問間違っても、問いの内容を理解できていなくても、取り敢えず全問解くことだそうです。
そして宅建試験の難易度や理解できていない個所をあぶり出すといったことです。
ここで重要なのは、問題を3つに区別することだそうです。
〇:正解し、なぜそうなるか理解できている。
△:正解したが、いまいち理解できていない。
×:不正解
このように区別していくことで、2週目以降少ない時間で効率よく問題演習ができるということです。
また、△や×の問題については付属の解答解説を読み、それでも理解できなければ、テキストを読み返すなどして、理解に努めることが大事だと言っています
ここでの解説の読み込みは△を〇に、×を△にする程度の理解で問題ないそうです。
2週目、1週目で区別したうちの△と×の問題を中心に解く
2週目は、1週目であぶりだした理解が進んでいない個所の理解をすることを中心に、演習します。
余裕があれば、〇をつけた問題もたまたま正解しただけの可能性もあるので、確認の意味も 含めて解きなおしをするといいそうです。
またちょっとした隙間時間に〇の問題の解き直しをするのも良いです。
2週目では、1週目で解説を読んだことで、△や×の数が減少し理解が進んだことが目に見えてわかり、小さな達成感を得ることは大切です。
また問題を区別し、△や×の問題については付属の回答解説を読んで理解することが大事です。
このようにkotarou20さんはアドバイスしてくれました。
3週目以降の勉強方法
3週目以降も同様に、過去問解いて解説で理解度を上げる勉強をするそうです。
重要なのは、とにかく毎日、宅建学習に触れることだと言っています。

宅建試験に短期間かつ独学で挑むのは可能か

短期間の勉強で宅建試験に合格するのは理想です。
ですがそれは本当に可能でしょうか?
また短期間の独学での勉強で宅建試験は合格できるのでしょうか?
ここを解説してもらいます。
宅建試験に短期間の独学で合格できる理由
kotarou20さん曰く、3カ月の短期間の独学でも合格は難しくはないと言っています。
理由を聞いてみました。

みさなんが時間をかけているテキスト学習は効率が良くありません。
そして、合格を狙うならテキストはそこまで重要ではありません。
ここが短期間の勉強でも合格できる理由です。
例えば、自動車の運転を想像してください。
とにかく乗らないと上達しません。宅建試験も同様です。とにかく問題を解かないと点数は上がりませんし、理解できていないところがどこなのかもわからず、非効率な学習を延々やり続ける羽目になるだけです。
私が、宅建学習でモットーにしていたのは、「とにかく問題を解くこと」です。
独学でも一緒です。
結局宅建試験の内容は、過去問からの出題がほとんどです。
学校や通信講座、市販のテキストの過去問の情報はみんな一緒です。
ですので、市販のテキストの独学勉強でも十分です。
継続して学習を進める対策法
3カ月とは言え、毎日学習を進める訳ですから、初学者の方は学習のモチベーションを保つのが難しくなってくると思います。
そういった方は、「とにかく今日も3時間勉強しなきゃ」と考えがちです。
ですが自身にとって無理のある時間にマイルストーンやゴールを置いてしまうとモチベーションの低下につながってきます。
それでは数カ月に渡る学習を進めることはできません。
この対策法をkotarou20さんが教えてくれました。

隙間時間を活用することと無理なゴールを設けないことを意識して学習を進めてください。
まず、隙間時間を活用することについてですが
サラリーマンの方であれば、通勤時間や寝る前の数十分など、特段しなければならないことがない時間が存在するかと思います。
その時間に一問一答を解き、テキストを読み返すなどをすることで、効率よく学習を進めることができます。
次に、無理なゴールを設けないということです。
初学者の方がやりがちなミスとして、合格体験サイトを鵜呑みにして、自身にとって無理な ゴールを設けてしまいがちです。
無理な学習を進めても、頭に入ってきませんし、モチベーションの低下につながり、効率的な学習ではありません。
忙しくて勉強が無理な日は、軽い過去問演習やテキスト復習に努め、効率的な学習をしていきましょう
まとめ

いかがでしたでしょうか。
10カ月で合格したボクとは違い、3カ月で合格したkotarou20さんは徹底的に効率よく勉強されていました。
ボクは、宅建試験の勉強は個人差があると思っています。
ですので、今回はkotarou20さんの例に過ぎないといったことをご理解いただければと思います。
しかし、今回の話を伺ってボクとkotarou20さんの共通する点を見つけましたので、最後にご紹介します。
- スケジュールを立て計画的に学習した
- 問題集を解くことを最優先にし、間違えたところや理解していないところにはマークして、理解するまで学習した
- 無理な学習は頭に入ってこないため、時間を工夫して学習した
宅建試験の内容はとてもおもしろいです。
ボクは職業で宅建士をしていますが、宅建を勉強して本当に良かったと思っています。
宅建に興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。
そして一発合格を目指しましょう!
