家を売るときに必要なものを流れと一緒に分かりやすく説明【解決】

サッコ
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家を売ろうと思っているけど

必要なものってなに?

事前に用意しておいた方が良いの?

こんな疑問に答えます。

どうも宅建士のサッコです。

家を売るときにどんなものが必要かなんて全く分かりませんよね。

だって家を売却するなんて、ほとんどの人が一生に一度あるかないかくらい貴重なことですからね。

そこで今回は、家を売るときに必要なものを順序よく分かりやすく解説していきます。

この記事を書いた人
  • 現役の宅建士で管理物件の家賃収入総額は月1千万円以上
  • 毎年の不動産売買取引総額が1億円以上の不動産マン
  • 売買も賃貸もマルチにこなす不動産マン
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家を売るときに必要なもの

家を売ると言っても簡単ではありません。

そもそもその家が売れるとは限らないし

いろんな調査や書類作成、手続きがあります。

これから家を売る流れの順番で説明していきます。

基本的に家を売る際は必ず不動産会社にお願いしてください。

なぜなら後々問題になると困るからです。

買った相手がいくら知り合いだからと言っても、買った後に雨漏りで住めなくなったなんてなれば、2人の間に亀裂が入ってしまいますからね。

過去にそういった事例はいくつもあります。

そうならないためにも家を売るボクのようなプロの宅建士にサポートしてもらってください。

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それでは

家を売る流れは下になります。

  1. 家を査定してもらう
  2. 不動産会社と媒介契約を結ぶ
  3. 販売活動・広告宣伝(不動産会社)
  4. 売買契約
  5. 家の引渡し

この順番で必要なものを説明していきます。

①家を査定してもらう

まず初めに家を査定してもらうことから始まります。

家がどれくらいの価値があるかを知ってからがスタートですね。

懇意にしている不動産屋があれば、その方にお願いしましょう。

知り合いの不動産屋がいない場合や、なるべく高く売りたい方は一括査定サイトで見積りを取ってください。

1回の手続きで複数の地元不動産会社から金額が提案されるので、とても簡単です。

タウンライフというところで一括査定をしています。

60秒くらいでできますのでお試しください。

»タウンライフ公式

必要な書類は下です。

※一括査定サイトの場合は何も必要ありません。

  • 登記簿謄本
  • 公図
  • 地積測量図
  • 建築図面
  • 固定資産税・都市計画税納税通知書の写し

建築図面、固定資産税・都市計画税納税通知書以外は不動産屋で用意してくれますから安心してください。

登記簿謄本

登記簿謄本とは、家や土地の履歴書のようなものです。

家と土地別々にあります。

インターネットや法務局で取得できます。

公図

公図は土地の大きさや位置、土地の地番が乗っている図面で、きちんとした法的なものです。

インターネットや法務局で取得できます。

地積測量図

地積測量図は土地の正式な図面になります。

地積測量図は法務局に届けることになっているため、この面積の数字が正式な値になります。

しかし全ての土地が登録なっていないため、場所によってはない所もあります。

その時は土地家屋調査士に依頼して作成します。

建築図面

家を建てたときの図面です。

図面がない場合は現状の状態で査定するので、なくなっていても問題はないです。

固定資産税・都市計画税納税通知書の写し

固定資産税・都市計画税納税通知書とは、土地や建物の固定資産税の評価額に基づいて算出された納税額が記載されたものです。

1年分を4期に分けて支払います。

物件が売れた場合は、売主が支払った分を日割り計算して買主側と精算します。

②不動産会社と媒介契約を結ぶときに必要なもの

家を売るときは本当に信頼できる不動産屋に頼んでください。

家の売却を不動産屋にお願いする場合は、媒介契約を不動産屋と交わします。

媒介契約とは、簡単にいうと

不動産屋が売主と買主の間に入って家を売る手伝いをする契約です。

売主は家が売れた場合、不動産屋に仲介手数料を支払うという内容も、この契約書に記載されます。

媒介契約を不動産屋と交わすことで、不動産屋は家の価値を調べたり、資料作成したり、広告したりと、たくさん仕事をするようになります。

だって報酬をいただくんですからね。

この時に必要なものは下になります。

※準備する書類等は事前に不動産屋に教えてもらってください。親切に教えてくれますので。

  • 所有者の身分証明書の写し(運転免許証orマイナンバーカード)
  • 権利書
  • 地積測量図
  • 建築確認証、検査済証
  • その他

所有者の身分証明書

身分証明書は家の所有者のものになります。

家や土地が誰の名義か分からない場合は登記簿謄本で確認できます。

登記簿謄本は、家と土地別々になりますので、土地付きの家を売る場合は両方確認する必要があります。

権利書

権利書は不動産の持ち主を証明するとても大事な書類です。

正式には、登記済権利証・登記識別情報と言います。

この2つの違いは

登記済権利証:各法務局で第◯◯◯◯号で登録

登記識別情報:12桁の英数字で登録

といった内容です。

登録済権利証が登録識別情報に移行したかたちになります。

2006年        登記済権利証

2006年から2008年  登記済権利証or登記識別情報

2008年から      登記識別情報

権利書は家と土地で別々になります。

また権利書は、基本、家や土地の所有者がご自身で保管しておくものです。

地積測量図

前項でも説明しましたが、この測量図に書かれている面積の数字が国に登録され、管理されます。

建築確認済証・検査済証

建築確認済証は、この建築物を建てても大丈夫ですよ。という証明書です。

建築する前にもらう許可証ですね。

検査済証は、建物が完成してからチェックし、使用しても大丈夫という証明書になります。

建物が完成した後にもらう検査証です。

古い建物になると、ない場合もあります。

その時は不動産屋に相談してください。

役所にある建築計画概要書や台帳記載事項証明書で代用可能です。

その他

その他として、図面や調査した下の書類です。

  • 建築設計図
  • 地盤調査報告書
  • アスベスト調査報告書
  • 住宅性能評価書

また売買契約書や重要事項説明書もあれば提出してください。

住宅ローンが残っていたら、返済予定表や残高が分かるものも提出してください。

③販売活動・広告宣伝(不動産会社)

不動産屋と媒介契約を結んだら

売主の要望も考慮した売り出し価格で広告宣伝していきます。

販売活動や広告宣伝は不動産屋が行います。

不動産屋は写真を撮ったり、地域の制限などのたくさんの情報を整理してから販売活動を始めます。

③は家を売る流れには入りますが、売主が用意するは特に何もありません。

④売買契約

不動産屋の頑張りによって物件の買い手が見つかったら、売主は買主と売買契約を結びます。

この時に必要なものは下記です。

  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 収入印紙
  • 仲介手数料

実印

実印は不動産の所有者のものになります。

お住まいの市町村に届け出をしているものになります。

印鑑証明書

お住まいの市町村の役所で取得できます。

市町村に登録している印鑑の証明書です。

実印の証明書です。

仲介手数料

仲介手数料は不動産屋に支払う謝礼です。

法律で報酬の上限が決まっています。

下の式です。

物件価格×3%+6×1.1=仲介手数料の上限

仲介手数料の支払いのタイミングは大きく2パターンあります。

1.売買契約時に半分と引渡し時に半分

2. 引渡し時に全額支払う

どちらが良いかは、売主と不動産会社とで決めてください。

⑤家の引渡し

売買契約書を交わし売買契約が締結したら

次は引渡しになります。

買主が現金一括で購入するのであれば、売主買主で引渡しの日程を決めます。

引渡し日は一般的に大安が良いと言われますが、近年はあまり気にしない方もいます。

買主が銀行融資を受けて物件を購入する場合は、銀行のタイミングもありますので調整が必要になります。

銀行融資の場合は、引渡しは銀行で行います。

引渡し日に一緒に所有権移転も行いますので、司法書士の先生も同席します。

売主側に振込が確認されたら、買主に権利を移動させます。

引渡し時に必要なものは下です。

  • 権利書
  • 実印
  • 固定資産税評価証明書
  • (住民票)
  • 銀行の通帳
  • 仲介手数料

権利書

先ほど説明した権利書です。

引渡し時に権利書を買主に渡しますので、絶対に忘れないでください。

忘れた場合は取りに行くことになります。

実印

引渡し時には実印も用意してください。

固定資産税評価証明書

査定依頼時に準備する固定資産税・都市計画税納税通知書ではなく、評価の証明書になります。

買主に渡します。

(住民票)

住民票は、売主の登記簿上の住所と、現在の住所が違っている場合に確認のために必要になります。

銀行の通帳

買主よりお金が入金されたのを確認します。

仲介手数料

売買契約でも説明しましたが

仲介手数料の支払いのタイミングは大きく2パターンあります。

1.売買契約時に半分と引渡し時に半分

2. 引渡し時に全額支払う

どちらが良いかは、売主と不動産会社とで決めてください。

家を売るときに事前にしておくこと

家を売ると言っても、そう簡単には売れません。

なぜなら古い家は、場所や間取り、設備や構造などが魅力的でないと売れないからです。

場所が良いのであれば、建物を壊して土地だけでも売れます。

しかし全然需要がない場所にある家は難しいです。

ですので家を売る前段階として、ご自身の家の価値を知っておくことが一番重要です。

価値が全くない、なんてこともありますので、一度ご自身で査定サイトで相場を見ておくと良いでしょう。

»タウンライフの一括査定 公式

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家を売ると言っても簡単ではありません。

いろんな手続きが必要です。

家を売るプロは不動産屋になります。

近所でボクのように信頼できる宅建士を探してみてください ^_^。

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