宅建士のできる仕事内容とは?どんな資格かを現役宅建士が解説

サッコ
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宅建士ってどんな仕事をするの?

宅建持っていると食いっぱぐれないのかな?

こんな疑問にお答えします。

41歳で宅建士になり今ではバリバリに宅建士をしているボクが、これから全て解説していきます。

ボクは今までけっこう苦労をしてきました。

しかし41歳で宅建士になったことで、人生が好転しました。

そんなボクは宅建士の仕事を解説します。

最後にはあまり知られていない不動産業界の裏事情もお話しますので

ぜひ最後まで読んでください。

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宅建士のできる仕事内容

実は、不動産屋はコンビニよりも多くあることを知っていますか?

宅建という言葉がメジャーなのは、そういったことからでもあるんです。

宅建士のできる仕事内容

宅建士のほとんどは不動産会社で活躍します。

宅建士とは、土地や建物を売ったり買ったりする際に必要になってくる専門の資格の名称で、正式には「宅地建物取引士」といいます。

国家資格です。

土地や家はとても高額ですよね。

大半の人が、人生でも購入を数回経験するくらいだと思います。

土地や家を買うことは人生においての一大イベントですからね。

そんな一大イベントで、不当な損害を受けないないように手助けをしてあげるのが宅建士の役割の一つです。

具体的にいうと、宅建士しかできない業務が3つあります。

下の3つは宅建士の独占業務です。

  1. 重要事項の説明
  2. 重要事項説明書の記名
  3. 契約書の記名

※②③は2022年5月に押印がなくなり記名のみになりました。

重要事項説明書

重要事項説明書とは、賃貸のアパートやマンションを借りるときに、賃料の内容や支払い方法、共用部の規約、原状回復の内容と言ったことが書かれている書類です。

もっと細い内容が書いてありますが、要はこのアパートはこういった内容ですが本当に借りても大丈夫ですか?といったことの確認になります。

契約書の重要な部分を別に書類にしたものです。

土地や建物の売買の場合も同じで、この土地はこんな土地ですよ。この建物はこんな建物ですよ。

と言った内容を説明している書類になります。

契約をする前に、重要事項説明を聞いて、借りたい人や買いたい人が最終的に判断する確認の書類になります。 

この書類を宅建士が全文読みながら説明していきます。

そして書類には説明する宅建士の記名が必要になります。

①②になります。

契約書

契約書とは、契約が締結されたことを証明する文書になります。

宅建士しかできない仕事としては、アパートを借りるときの賃貸借契約書や、家や土地を購入するときの売買契約書への記名・押印になります。

契約書の説明は宅建士でなくても大丈夫なんです。

不動産業の業務としては、もっとたくさんの業務がありますが、宅建士を持っていないとできない業務がこの3つになります。

宅建の資格

宅建士になるには試験で合格する必要があります。

宅建試験は毎年20万人くらいが受験し、合格率は約15%~17%の資格です。

数字だけ見ると難しいと思う方もいるかもしれませんが、決して独学一発合格が不可能な試験ではありません。

もちろんきちんとした勉強は必要です。

宅建試験の勉強時間は300時間から400時間と言われています。

ボクの場合は独学一発合格でしたが、恥ずかしながら730時間くらい勉強しました。

次で宅建の試験内容を説明します。

宅建試験の内容

試験内容は、50問出題され1問1点の50点満点です。

合格基準点は相対評価になるため31点〜38点と波があります。

合格率は15%〜17%です。

4肢択一のマークシート方式ですので、1問25%の確率で正解します。

初学者は、とにかく用語や法律特有の言い回しに慣れるまで時間がかかります。

しかし、ここは数をこなせば慣れてきます。

ボクみたいに物覚えが悪い自覚がある人は、とことん数をこなしてください。

そのうち慣れますから。

  • 50問出題され1問1点の50点満点
  • 合格基準点は相対評価になり31点〜38点
  • 合格率は15%〜17%
  • 4肢択一のマークシート方式で1問25%の確率で正解

宅建試験の科目

宅建試験の科目と出題数は、下記になります。

  1. 民法     14問
  2. 宅建業法   20問
  3. 法令上の制限 8問
  4. 税・その他  8問

難易度と目指す点数は下です。(★難易度底ー★★★難易度高)

科目難易度と目標点
  • 民法    ★★★ → 理解しにくい   8/14点
  • 宅建業法  ★   →覚えれば点取れる 18/20点
  • 法令上の制限★★  →理解と暗記が必要 6/8点
  • 税・その他 ★★  →範囲が広い    5/8点

50点中37点以上を目指しましょう。

宅建試験を受験する方の多くは、宅建業法の満点を目指します。

宅建試験は国家資格の中では、やさしい方と言われていますが

本気で勉強しないと合格できない試験です。

経験者のボクのアドバイスですが、「覚悟」を決めて試験に臨めば合格できます。

宅建士には将来性があるのだろうか?

結論を言うと、将来性は十分あります

なぜなら現代は少子高齢化で人口減少も危惧されてはいますが、世の中に人がいなくなることがないからです。

もちろん人口減少で、不動産取引も減少する可能性はあると思います。

しかし、不動産の取引はなくなることはないです。

新しく家やマンションを購入する方だけでなく、いつかの相続や贈与のために不動産の売却や購入を検討するお客様もたくさんいますからね。

そういったことから宅建士は将来性がある仕事だと言えます。

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宅建士の仕事はA Iに替わるのか

今後AIがさらに進化していきます。

ChatGPTがリリースされ、驚異的な精度の高さにみんなが圧倒されました。

これはまだA Iの序章にすぎません。

では、宅建士の仕事はどうでしょう。A Iに奪われてしまうのでしょうか?

結論、宅建士の仕事がA Iに奪われることはありません。

理由は、土地や建物を購入したり、借りたりする際は感情が大きく関係するからです。

人と人、人間同士でなければ築けない関係です。

ネット保険の例を上げると

今ではネットで申込む保険がかなり増えてきました。

しかし実際は肌で感じているほど、そこまでネットでの保険申込みは多くはありません。

保険の窓口といった対面の保険屋さんの方が圧倒的に申込みが多いんです。

そういったことから、不動産も同じように仕事がA Iに奪われるということはないと言えます。

もちろん不動産業界でもA Iは将来必須の分野です。

しかし宅建士の業務は複雑で、技術的にA Iで代替えが不可能です。

ただ宅建士は取得して終わりの資格では決してありません。

一度合格すれば一生使える資格ではありますが、知識を日々ブラッシュアップしなければならないものだとボクは思います。

まとめ

宅建士は土地や建物を売ったり買ったり貸したりする際に必要になってくる専門の資格のです。

不動産に関する専門性の高い資格であり、素人のお客様の大事な取引の手助けをするとても重要な役割を担うものです。

それだけに大きな達成感を得ることができ、あなたのステータスも上がります。

宅建を受けてみようと思っている方は、ぜひ挑戦してください。

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